2019年2月25日月曜日

兵民教 パワーアップ学習会は4月6日(土)に開催

★今年もやります!教育実践「パワーアップ学習会」
 新学期に備え、楽しい学級づくりをしたい、教科を楽しく分かるように教えたいという教師の願いに応えるために、教育実践「パワーアップ学習会」を企画しました。今回は、学級開き、授業開きをテーマにした学習会です。どなたでも参加できます。講師はそれぞれの教育サークルなどの実践家にお願いしました。若い教師とベテラン教師が一緒になって学習会をつくりあげていきたいと思います。みなさんの参加をお待ちしています。
2019年2月  兵庫県民間教育研究団体連絡協議会会長 神戸学院大学名誉教授 小島 享
日時:2019年4月6日(土) 9:30~16:50
会場:神戸市勤労会館(℡ 078-232-1881)
資料代:2,000円(学生1,000円)
講座Ⅰ   405号室(①は9:30~、②は11:10~)
          ① 道徳 小・中学校「特別の教科 道徳科」の評価と授業づくり
              ―楽しくDO TALK(道徳)、「赤本」にサヨナラ!―
          講師:岩本賢治(兵庫歴史教育者協議会・京都橘大学)
価値は、子どもたちが自己決定するものです。押しつけ道徳はゴメンです。教科書教材も、ちょっとした視点の転換で今までの思い込みから離れられます。コミュニケーションを大切にした授業づくりをいっしょに考えましょう          ②学級開き・学級集団づくり
          講師:野口美代子・寺田路一
講座Ⅱ
  407号室(⑨は13:30~)
          ⑨社会科 楽しくなければ社会じゃない!! ―覚えるより動き・考える授業づくりを―
          講師:間森誉司(兵庫歴史教育者協議会)
資料や写真を切り口にし、子供の学びを広げると、3~6年生までの社会科の授業を、生き生きとすすめることができます。「記録動画」を見ながら、授業の基礎基本的な組み立てを学びましょう。          409号室(⑫は13:30~)
          ⑫生活科 種の模型づくりから植物の子孫を残す知恵を学ぶ
          中野照雄(兵庫歴史教育者協議会・神戸市立文化センター親子自然教室講師)
校庭(公園)の四季を子どもたちと一緒に楽しく学ぶ授業のアイデアをたっぷりと紹介します。 ほかに、教育科学研究会(2講座)、学校体育同志会(実技+1講座)、文芸教育研究協議会(2講座)、新英語教育研究会(1講座)、兵庫生活指導研究協議会(2講座)新しい絵の会(2講座)が開催されます。

会報№318 2・3月合併号を送付しました

 兵庫歴史教育者協議会会報第318号を発行しました。
 今号は経費削減のため、2月3月合併号です。今回の会報には、特別付録として2・11集会の冨田宏治関西学院大学法学部教授の講演DVDが付いています。各地でDVDを見る会や学習会を開いてください。
 なお、作成費のカンパをいただけると、大変ありがたいです。
 会員以外の方にも実費で頒布します。DVDプレーヤーで再生できます。
 ご連絡をお待ちしています。ご希望の方は、h_rekkyo2009@yahoo.co.jpへメールをください。
 会報第318号の目次は次の通り。
 ○2・11「建国記念の日」不承認兵庫県民集会 冨田講演に共感広がり、勇気百倍(事務局)……1
 ○原谷洋美・藤原ひさ子『挽歌集 冬の衣袴』―戦死した息子とその母の思いが甦る―(山内 英正 兵庫歴教協会長)……3
 ○兵庫歴史教育者協議会会員のみなさんの出版物
  「島田邦二郎『立憲政体の急務―淡路島の自由民権運動と憲法構想』発刊(事務局)……4
 ○ファックス通信 目からウロコの歴史教科書カフェ(小川碧 会員)……5
 山家妄想 №209より 政治家の資質の悪化は教育の反映?(水田 全一 会員) ……7
 ○高校公民科新科目「公共」の分析とその実践を展望する(最終回)(岩本 賢治 明石支部)……9
事務局だより 兵民教パワーアップ学習会に、ご参加を!(事務局)……12



2019年2月24日日曜日

「子どもと教科書全国ネット21 近畿ブロック学習交流集会」のお知らせ

「新学習指導要領とそのもとで小学校教科書はどうなっているのか」

 この3月末には国や財界が求める「資質・能力」論に貫かれた新学習指導要領に基づく小学校の教科書の検定結果が公表されます。夏にかけての採択に向けた取り組みが必要となります。今度、2020年は育鵬社などの中学校教科書採択、2021年からは高等学校教科書の採択と続きます。

 今回の講演では、小学校全科の教科書の検定結果の最新情報とともに、教科書や新学習指導要領の問題点などをお聞きし、これからの活動に大いに役立てたいと思います。多くの方がご参加くださりますよう、お願いいたします。


◇日時    2019年4月7日(日)13:30~16:30
◇会場    神戸市勤労会館308号室(神戸市中央区雲井通5-1-2)
      地下鉄・JP・阪急・阪神・ポートライナー三ノ宮駅、東へ徒歩5分
◇講演   講師 子どもと教科書全国ネット21事務局長 鈴木敏夫さん
      (元高校教員、現在、大学非常勤講師・道徳教育・社会科教育論など)

      演題 「新学習指導要領とそのものとで小学校教科書はどうなっているのか」

◇日程
   13:30~13:35 開会挨拶
   13:35~15:00 講演
   15:00~15:10 休憩
   15:10~15:30 質疑応答    
   15:30~16:10 各ネットからの報告
   16:10~16:25 意見交流
   16:25~16:30 閉会挨拶

◇資料代  500円 

◆主催:子どもと教科書全国ネット21(連絡先:TEL 03-3265-7606)
 担当:子どもと教科書兵庫県ネット21  


2019年2月22日金曜日

今年の夏は歴教協埼玉大会へ

歴史教育者協議会創立70年
第71回全国大会は埼玉草加市で開かれます。
レポートをもって、ご参加を!
日程:2019年8月3日(土)~6日(火)
会場:全体会 草加市文化会館ホール
   分科会 獨協大学
全体会:8月3日(土) 13:00~16:30
記念講演:内田良さん(名古屋大学准教授)
   「学校をカエル!―「教育」の病から脱け出すために」
地域実践報告:埼玉歴教協
   「ともに生きる、ともに歩む―子ども・教師・地域がともに学ぶ未来とは」
分科会:8月4日(日)~5日(月) 22の分科会に全国から多数のレポートが発表
地域に学ぶつどい:8月4日
現地見学:8月6日(火)


レポート報告を希望される方は
h_rekkyo2009@yahoo.co.jp
にご連絡を!

兵庫歴史教育者協議会会員の新著紹介

待望の書、ついに刊行!
『立憲政体改革の急務』
島田邦二郎史料集成
淡路島の「自由民権」と憲法構想
『大阪民衆史研究会』別冊(定価2000円、送料別)
<編集・尾川昌法、高島千代、竹田芳則、島田 耕、田中隆夫他
大阪民衆史研究会 島田邦二郎史料集成編集委員会>
●⑬日本国憲法のルーツは明治の盧由民権運動にあった!
 島田彦七・邦二郎兄弟は淡路島に生まれ、少年時代に明治維新を体験しました。二人は今日の日本国憲法に書かれた民主主義の考え方のさきがけともいうべき明治の自由民権運動に参加し、島田邦二郎の書いた『立憲政体改革之急務』は、国民主権、一院制の議会、男女普通選挙、議院内閣制、地方自治などを主張し、立憲主義の根本を説いています。
 これらは現代の日本国憲法に近い内容であり、日本人が書いた日本国憲法の原点ともい
うべきもので、日本近代史の貴重な史料です。

●【主な目次内容】
第一部 島田邦二郎研究
 「邦二郎の篋底遺稿」島田 耕
 「島田彦七、邦二郎と淡路島の自由民権運動」竹田 芳則
 「「立憲政体改革之急務」の思想」高島 千代
 「島田邦二郎を訪ねた権東鎮」田中 隆夫
第二部 島田邦二郎史料集成
 『立憲政体改革之急務』本文
 三大事件建白運動・・地方自治運動関係史料
 関係書簡・・島田邦二郎履歴書、彦七との書簡など
 「備忘誌」・・「兵庫県知事に与ふる書簡」など多数
ご注文は以下の欄(チラシ内)に記入の上、FAXまたは郵送で林まで。
FAX,TEL 072-471-8601 〒599-0223 大阪府阪南市光陽台4-5-25 林耕 二


2019年2月20日水曜日

目からウロコの歴史教科書カフェ 3月例会は3月2日(土)



2・11「建国記念の日」不承認兵庫県民集会がDVDになりました

冨田講演に共感広がり、勇気百倍
各地で集会のDVDを見る会を!

 2月11日、「建国記念の日」不承認兵庫県民集会が神戸市勤労会館で開催され、65人が参加しました。今年は、若い世代の方々の姿も見えました。
 まず、山内英正さん(兵庫歴史教育者協議会会長)は、今年も各新聞社朝刊の社説を紹介しました。産経新聞の「なんという悠久の歴史を持った国に私たちは生きていることか(場内―爆笑)。驚くべき、また感謝すべきことと、改めて感嘆せずにはいられない(場内―マジか!と騒然)。/建国を記念するとは、わが国の成り立ちをしのび、国家として存続していることを国民がこぞって喜び祝うことであろう」そしてこの建国の物語は「国民を結びつける太い軸となるはずのものである」と紹介し、神武天皇の物語が国民の物語、民族の物語、悠久の歴史として描く、昨年の明治維新150年に続く、天皇生前譲位の年の天皇制キャンペーンを批判しました。
稲次寛さん(兵庫歴教協事務局長)は、高校生の憲法「改正」への意識は右傾化、保守化していると言われるけれど、そんなことはない。高校生は現状を変更することには反発している。憲法九条を変えてもいいかと聞くと、絶対アカンという。自衛隊も、日米安保も、9条の存在もひっくるめて現状維持を望んでいると特徴づけました。ただ、彼らは新聞を読まない、漫画さえ読まない。テレビは全然見ない。だから情報源はスマホだ。我々が情報をSNSで発信することの重要性を唱えました。
続いて、実践報告として、村井俊之さん(兵庫歴教協常任委員)が、昨年末、歴教協日中歴史教育交流委員として中国の南京第一中学校で行った授業について報告をしました。中国で授業を行うからには、兵庫・神戸と南京を結ぶ教材で授業をしたいと考え、南京にお墓があり、また神戸で最後の講演を行った孫文にまつわる授業計画を立て、「孫文による講演『大アジア主義』から読み取れることは何か」をテーマに、孫文という人物を通して、日中交流の意義を見つめ直すとともに、東アジアの平和を目指すような授業を展開したいと語りました。
 南京の生徒たちに、「この授業を現在に生かせることは何ですか」と発問をすると、生徒たちは「アジア諸国が、みんな仲良くして、何かの協力体制をつくりたい」「ヨーロッパは先進国が多い。アジアは先進国が少なく、発展途上国が多い。アジアが一緒になってますます大きな発展をつくりたい」「今、戦争の手段を使わないで、いろいろな協力をして、 ヨーロッパより発展したい」など様々な意見が出てきて、孫文による大アジア主義演説の内容を読み取り、現代社会で生かし、今後のアジアの在り方を考える素晴らしい時間になったのではないだろうか、と述べました。
記念講演は、冨田宏冶関西学院大学法学部教授が「市民と野党の共同と安倍改憲阻止の展望」と題して行いました。市民と野党の協力で、憲法9条の改悪を止めるということが最悪のピークを止めるということで、これから百数十日のたたかいで安倍改憲を阻止して、共闘の実現で野党が参議院選挙を勝利すれば、改憲の芽を崩すことができる、その後政権を取って戦争法、共謀罪、秘密保護法を廃止して、立憲主義、平和主義、民主主義をとりもどす見通しを強く、明るく訴えられました。
このわかりやすく、かつ展望が開けるような素晴らしい講演を、冨田先生の許可を得てDVDにしました。DVDには山内会長、稲次事務局長、村井常任委員の各挨拶、報告も入っています。是非みなさんに見ていただきたい。ご家族でも、ご近所でも、サークルでも……、多くのところで見る会を開いてください。是非、ご活用ください。
連絡先 e-mail:h_rekkyo2009@yahoo.co.jp