2012年7月16日月曜日

会員の間森誉司さんから情報が届きました。

 広島市民間教育サークル会議・第35回教育基礎講座@6月16日(土)
6月16日(土)朝、姫路の自宅を出発し、土砂降りの雨の中を広島に向かいました。社会科の基礎講座の会場は、広島市東区民文化センター、開会は13時30分からでした。
 テーマを、あなたも社会科授業が上手くなる―切り口・発問・実物資料の工夫―と題してお話ししました。
 
 最初に、この講座に何を求めて参加されたかを、自己紹介を兼ねてお聞きしました。やはり「授業が上手くなる」に引かれた・・・というのが多く、次は「教材の工夫」について知りたい・・・と言うものでした。参加者も小学校教師と中学校の教師が半々で、新任や若い教師が数人参加されていました。また、育鵬社の教科書を採択している地域からの先生も2名参加しておられました。
講義は、途中の10分の休憩時間を入れて4時半までの3時間。
①写真と発問をどのように関連づけて、子どもの探求心を高めるか。
②発問により変わる子どもの思考と授業の深まり。
③「総合学習的」にならないための「中学年社会科」の授業の組み立て方。
④実物教材の活かし方と授業における効果。
⑤小学校の発達段階での授業内容と中学校段階での授業内容の違い。
⑥地域の人々と協力し、集団的に教材を創造することの大切さ。
などについて、パワーポイントを活用してお話ししました。
 また、最近では「定番」となっている「羽釜(実物)」も,自動車に乗せて登場させました。小学校から中学校まで、新任からベテランまでという参加者の顔ぶれのため、中学校でも生きる授業方法や切り口を紹介しよう・・・と考えて話しを進めました。
 後で主催者の広島歴教協・辻さんから次のような感想を頂きました。
―運営している側にとって、例年より参加者が多く若い人もいましたし、講座中の反応もよかったので、お願いしてよかったと何度も思いました。中学校の教員も多かったのですが、アンケートを読んでも反応はよかったです。
 「社会科の授業の切り口、正解が出てももう一つゆさぶる授業の醍醐味に触れました。目からウロコが何枚も落ちるとはこのことでした。時間があっという間に過ぎ、流れがすとんと落ち、残りで深めたいと学生の気持ちになりました。社会科が暗記科目とはもう言わせないと思いました」(50代女性・中学校)

 準備していた私の著書「地域学習指導ハンドブック」も、ほとんどの方が購入して下さり、充実した講座になりました。
その後、土砂降りの雨の中を、鞆の浦に向かい、夜は鞆の浦の「欧風亭」に宿泊。翌日は、晴れ渡った鞆の浦の街を散策しました。鞆の浦湾のバイパス架橋が問題になっているのですが、帰宅した翌日に広島県知事が「架橋撤回」を表明し、とてもタイムリーな旅になりました。

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