開会の後、最初の講座は、①道徳「小・中学校「特別の教科 道徳科」の評価と授業づくり―楽しくDO A TALK(道徳)、「赤本」にサヨナラ!―」岩本賢治(兵庫歴史教育者協議会・京都橘大学)でした。国家が指定する「必要な資質を備えた」国民づくりをしようとしているねらいを明らかにし、そのもとで強いられる道徳が子どもたちを苦しめていること。とはいうものの新指導要領の「考え、議論する道徳」をうまく取り入れて、「評価の仕方の工夫で授業の自由度を確保して、実戦が可能なことが話されました。
具体的な教材として1年生の「かぼちゃのつる」を批判的にどう授業するかを紹介しましたが、時間が足らず授業実践の紹介まで行かず残念でした。
次に②学級集団づくり「「学級びらき」「学級づくり」で大切にしたいこと」と題して、野口美代子・寺田路一・延安真吾・岡田隆史(全国生活指導研究協議会・兵庫支部)の各氏のお話がありました。野口さんから学級開きの進め方のお話の後(ミニゲーム指導もありました)、小学校1年生の生活指導実践レポートを基に、会場で班を作り、実践分析の実習を行いました。若い先生方も発言されて、実践を深めることができました。例年の野口実践をじっくり聞くことはできませんでしたが、手品の工夫などは午後の分科会でやられたようでした。
午後は、⑨自然の不思議に出会う生活科「種の模型づくりから植物の子孫を残す知恵を学ぶ」です。講師は中野照雄(歴史教育者協議会・神戸市立文化センター親子自然教室講師)です。カラスノエンドウや桜を持ち込まれ、校庭(公園)の四季を子どもたちと一緒に楽しく学ぶ授業のアイデアをたっぷりと紹介しました(写真上)。さらに種の模型を創って実際に模型を作ります。特に「アルソミトラ」の模型をつくり、部屋で飛ばせると歓声が上がりました(写真下 注:画像処理をしました)。教室で子どもたちと制作し、学び、遊ぶ際の留意事項も学べました。
同時に行われた⑫楽しくなければ社会じゃない!!―覚えるより動き・考える授業づくりを―」間森 誉司(大学講師・兵庫歴史教育者協議会)は、会場いっぱいに若い方々が参加され、枠を拡大して90分たっぷりと学べました。資料や写真を切り口にし、子供の学びを広げると、3~6年生までの社会科の授業を、生き生きとすすめることができます。「記録動画」を見ながら、授業の基礎基本的な組み立てを学ぶことができました(写真下は画像処理をしました)。
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