2012年3月14日水曜日

学習指導要領は最低基準?

学習指導要領は最低基準?


ペン 3月10日(土)の朝日新聞につぎのような記事が掲載された。
「柔道授業の手引きを公開」4月から必修化される武道の指導について、「柔道の授業の安全な実施に向けて」とするパンフレットが発行された。柔道の指導で学校での事故死が絶えない現状から、外部指導者として警察OBを活用できるようにする。
そして後頭部を打つ危険性が高いとされる大外刈りなどの技が学習指導要領の解説に記されている点について、あくまでも例示で、すべてを指導する必要はないと説明しているそうだ。
学習指導要領や解説は絶対のものではなく、書かれている内容も必ずしも全部教えなくてはならないものではないと文科相自身が表明したと私は解釈した。
学習指導要領は必ずしもすべてを指導する必要なないとしているのだから、私たちは教師の専門性によって、国民の教育権、子どもたちの学習権に応える教育内容を決定していけばよいということが言えそうだ。
学習指導要領は最低基準だとしているのだから、大阪の先生が平頂山事件をプリントに入れていると市議会で取り上げられた点も、最低基準をクリアしていれば最低基準に上乗せして必要な内容を教えることは何の問題もないし、その最低基準でさえこの有様だから、何を教えるべきかは大きく教師にゆだねられていると言ってよいのではないか。

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