2012年3月18日日曜日

福島の地域と教育 その問題と課題

「福島の地域と教育 その問題と課題」と題して、菅野偉男(ふくしま民主教育研究センター運営委員長)さんが90分にわたりお話しになりました。
 「ほだげんちょ(福島弁=そうだけれども) ふくしまの米、桃、りんご、梨、柿、野菜 人も生ぎている」(福島市、美原凍子さん、1月9日朝日歌壇)この短歌が福島の現状を見事に歌っていると話し出されました。

 福島県民は、①大震災による人的、物的被害、②大津波による人的、物的被害、③福島原発事故による放射能被害、④福島原発事故による県民の生活破壊、精神的被害、農畜産物の被害、⑤福島県や県民に対する風評被害に分けられている。
 この被害に対して、農民連が東電が示した60ページにおよぶ申請書によらず、独自の被害状況をまとめた申請書で東電と交渉した。独自の申請書を認めない東電にたいして、「加害者が被害者に命令するとは何事か!」と詰め寄り、逮捕を秘かに覚悟した強い交渉により、一発了承されたそうだ。この農民連の動きに刺激されたJAも交渉を始めた。農民連への加盟申し込みが相次いでいると話された。

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